第一章:
織田右府祈願所
織田信長公と共に現在の地へ
当山は室町時代延徳年間(1489~1492年)に、織田常勝公 (信長公から8代前の先祖) を開基として元々は尾張国の清州 (現在の愛知県清州市)に妙法華院日授上人が招かれ開山されました。
永禄10(1567) 年、 織田信長公が清州・小牧から岐阜城に拠点を移した際に、信長公から岐阜城内に八棟造りの屋敷を与えられ、当時の第五世本覚院日陽上人を招いて法華寺としました。
その後、家臣の氏家直元(卜全)より屋敷の寄進を受け現在地、岐阜市矢島町に法華寺を移しました。 信長公お手植えの松も写真に残っています。
日陽上人は信長公に敬い慕われ、陣中にも上人筆のお題目が掲げられていたといわれます。